・自己分析ってどうやるの?
・自分の適職を知りたい...
・次は自分の強みを活かせる職場で働きたい!
こんな疑問や想いに応えていきます。
自己分析は転職活動の中でも1番大事。自分の強みや適職をわかっていないのに、自分を売り込む必要がある”面接選考”を受けると高確率で落ちます。
さらに自己分析を怠ると、例え企業から内定を獲得でき入社できたとしても”ミスマッチが起きて数ヶ月後には退職”。早期離職を繰り返すと経歴に傷がつき、転職活動がだんだん難しくなってきます。
でも安心してください。
本記事で、転職初心者でもわかりやすいように「自己分析の方法」徹底解説していきます!
本記事を読むと
・自分の適職がわかる
・自分の強みや弱みを言語化できる
・書類や面接選考の通過率がアップする
・理想の会社から内定を獲得できる
実際に僕は、転職活動の中で一番時間をかけたのが”自己分析”です。
仕事で忙しい方も多いと思いますが、この後の面接対策などに必ず活かせる作業なのでしっかりやっていきましょう!
転職時に自己分析が必要な理由
そもそも、なぜ自己分析をする必要があるのか。
自己分析をすることで得られるメリットは下記になります。
自己分析のメリット
①企業とのミスマッチを防ぐため
②選考を受ける時の武器になる
③企業選びに活用できるため
これからもっと詳しく解説していきますね。
①企業とのミスマッチを防ぐため
自己分析をすれば、自分に合った企業を見つけることができるため、企業とのミスマッチを防げます。
例えば、自分の仕事に対する価値観や強みを把握してから企業を選ぶことができるので、入社してから「やりづらいな...こんなはずじゃない...」など後悔を抱えるリスクを最小限にできます。
②選考を受ける時に武器になる
仕事に対する価値観や自分の強みを発揮したエピソードなど言葉にすることができれば、職務経歴書の「自己PR」や面接時に説得力のある回答ができるため通過率アップに繋がります。
面接選考で「それはなぜ?」と深ぼられた際に原体験を盛り込んだ回答ができると、”自分らしさ”を伝えることができ面接官も納得しやすい。
例え想定外の質問がきたとしても、自己分析をしていれば引き出しの数が多い状態なので、柔軟に回答することができます!
③企業選びに活用できるため
自己分析を行うと、自分自身の性格や価値観、スキルや経験など客観的に理解できます。
これらを踏まえると、自分に合った職場であるかどうか判断ができます。例えば、「仕事ばかりにならず家族の時間も大事にしたい」という価値観であれば「残業が少ない・フレックス勤務可・在宅もできる」など条件を絞ることができますよ。
自己分析のやり方~5STEP~
本題である、「自己分析のやり方」を5つのステップに分けて徹底解説します!
正しいやり方で質の高い自己分析ができれば、次のステップの応募する企業の選定や書類・面接選考もスムーズに行うことができます。
逆に怠ると、「ポテンシャルはあるのに選考を通過できない...」「企業側とのミスマッチで早期離職をしてしまう...」など、悪い結果になりかねないので、しっかり時間をかけてやっていきましょう!
僕がおすすめする自己分析のやり方は下記になります。
自己分析の5ステップ
①キャリアの棚卸しをする
②人生の分岐点を言語化する
③強みと弱みを言語化する
④キャリアビジョンを明確にする
⑤転職活動の軸を明確にする
この5つのステップを踏んで、自己分析をしていきましょう。
また自己分析をする際は、いつでも可視化できるように1冊のノートにまとめるのがおすすめ。選考対策にも利用できるからです。
①キャリアの棚卸しをする
まずは、社会人になってから今までに歩んできたキャリア(経歴)の棚卸しをすることから始めましょう。
具体的な棚卸し方は、下記の質問に答えるだけでOKです。
キャリアの棚卸し方法
・どんな業界でどんな企業に属していましたか?
・あなたが行っていた業務内容は?
・あなたの具体的な仕事の役割は?
・成功体験と失敗体験は?
・業務遂行または結果を出す上で工夫したことは?
・仕事を通して身についたスキルは?
これらを全て回答して整理することで、自分が歩んできたキャリアや意思決定の傾向・あなた自身の強みなど明確にすることができます。
さらに、これらの項目は職務経歴書に必ず書いた方が良いものであり、面接でも一番深く聞かれる内容です。必ず自分の中で整理しておきましょう!
②人生の分岐点を言語化する
続いて、人生の分岐点を言語化していきましょう。このパートが1番時間がかかると思いますが、自己分析の中で1番大事な部分です。
これを言語化することで、あなたの強みや弱み、どんな環境だとパフォーマンスを最大限発揮できるか、キャリアの思考性や意思決定の傾向など全てわかります。
ここでは下記2つのことをワークとして取り組みましょう!
自己分析ワーク
1.小学校〜現在までのモチベーショングラフを作成する
2.大きな決断をした”分岐点”の決断理由をまとめる
なぜ小学校まで遡る必要があるの?と思うかもしれませんが、学生時代に起きた出来事が”あなたの価値観を大きく変えるきっかけ”になっていることが多いからです。
また転職活動における面接選考では”一貫性”を大きく評価します。例えば、あなたが大学選んだ理由や入社した理由・退職する理由に一貫性がないと「個性がわからない...本当なの?」と疑われたりされます。必ず意識決定した時にあなたの個性や思考性が出るので、言語化するようにしましょう!
1.モチベーショングラフを作成する
モチベーショングラフとは、自分の人生を振り返り「いつ、どんな時にやりがいを感じたか」「なぜ頑張っていたのか」「どんな時にやる気を失ったのか」と言う”感情の変化”に焦点を充てた自己分析方法です。
上図のように、横軸に時間の流れ・縦軸にモチベーションのプラス・マイナスを設定して、モチベーションの波をグラフに表していきます。
モチベーショングラフの目的
・やりがいに感じるポイントがわかる
・逆に落ち込んだりやる気を失うポイントもわかる
・性格の傾向を理解することができる
やりがいに感じるポイントが言語化できれば、自分に向いている業務内容や職場環境・給与体系など企業を選ぶ軸も明確になっていきます。
ただ心のアップダウンを図に表すだけでなく、「なぜそう思ったの?」「どうして?」と深ぼっていくとこが大切。
下の例文のように、自分の思考性を言語化することができます。
例えば、野球部で県大会に出たことが嬉しかった!→3年間、苦楽を共にした仲間と目標を達成できたから嬉しかった→→思考性としてチームとして高い目標を達成することに喜びを感じるのでは?
また面接でも学生時代まで遡った質問をされることもあるため、その対策にもなります。実際に僕も、「学生時代はどんなことに夢中になっていましたか?」など自分の原点を探るような質問がきたこともあります。
2.大きな決断をした”分岐点”の決断理由をまとめる
人生の中で必ず大きな決断をした時がありますよね。そこに焦点を充てて、意思決定の思考性を分析します。
多数の選択肢の中から何かを選ぶとき、その人の思考性や性格がはっきり現れます。例えば、下記のタイミングを遡ってみてください。
ポイント
・なぜその大学と学部を選んだのか?
・新卒で入社した企業の決め手は?どんな基準で選んだ?
・なぜ退職を検討している?
・なぜ転職活動を開始しようとしてるのか?
一連の流れに起きた自分の中でのビックイベントを時系列並べて、それを選択した理由「なぜ?」をまとめてみてください。
そうすると、あなたの意思決定に必ず”一貫性”が出てきます。
例えば、将来的には〜な投資家になるために〇〇大学の経済学部に入学した→将来の夢である〜な投資家にあるためには✖︎✖︎証券に新卒入社→自分が思い描く業務に携われない、もっと〜なことをやっていきたいから転職しよう!
このようにまとめておくと、面接で「なぜ今回転職しようと思ったの?」と聞かれた際にロジカルかつ説得力のある回答をすることができます。
③強みと弱みを言語化する
続いて、ステップ①〜②を活用しながら、自分の強みと弱みを言語化しましょう。
強みは多ければ多いほど良いですが、「これが私の武器だ!」とまで誇れるものを選んでください。この強みを「職務経歴書の自己PR欄」や「面接選考の自己PR」で、そのまま使うことができます。
強みの言語化ワーク
・自分の強みを一言で表すと?
・それを象徴する具体的なエピソードは?
上記の強みの言語化ワークに取り組んで整理していきましょう
下図が例文です。自己PRの書き方については、Instagramの投稿でまとめているので参考にしてみてください。
その次に弱み(短所)も言語化するようにしましょう。
ここで短所をそのままネガティブな表現にするのではなく、ポジティブ変換することがポイント。あなたの弱みは、実は強みだったりします。
言い換えについて、下図を参考にしてみてください。弱み(短所)も面接で良く聞かれる質問の一つなので、具体的なエピソードを用意しておくと良いです。
強みと弱みを整理できたら次のステップへいきましょう!
④キャリアビジョンを明確にする
続いて、キャリアビジョンを明確にしましょう!キャリアビジョンとは、人生や仕事において自分がなりたい将来の姿のこと。 現在から予測できる将来像ではなく、「こういう風になりたい」と思う理想の姿を指しています。
会社はあなたのキャリアビジョンを叶える1つの手段に過ぎません。今後、自分が「こんな生活をしたい、成し遂げたい」など定めて、そのゴールから逆算して会社を選びましょう!
またこの後の、「あなたに最適な企業選び」をする際の判断軸となりますよ。
キャリアビジョンの作り方は下記になります。ぜひ、参考にしてみてください。
キャリアビジョン作る時のポイント
①10年後に自分がなりたい姿を考える
②現状のスキルや経験と照らし合わせる
③現状となりたい姿とのギャップ(差)を考える
キャリアビジョンを作る際は、①→②→③の順番に作ってください。10年後になりたい姿から逆算して”ギャップを埋める”ために、会社を選ぶことが大事。
下記に例文を作ってみたので参考にしてみてください。
①10年後はWebフリーランスとして独立して場所や時間に縛られない生活を送りたい→②営業力や問題解決能力はあるけどWebに関する専門的なスキルがない→③このギャップを埋めるために専門的なwebスキルを身につけれる会社に入りたい。
このように端的でいいので、まずは作ってみましょう。そして「なぜ?」と深堀りしてより具体的に答えれるようにしましょう。
下記にキャリアビジョンを作る際に役に立つ質問をご用意しました。自問自答してみてくださいね!
自己分析ワーク
・今後どんな状態や生活を送りたい?(①)
・今後、どんな仕事をしたい?(①)
・現状のスキルや経験値と強みは?(②)
・将来なりたい姿から逆算して身につけておくべきスキルは?(③)
もし「何も思いつかない...」と言う場合は、いろんな社会人に話を聞いにもてみると良いです。異業界で勤めている人や異職種の方など、新しい人生の価値観を得ることができるのでおすすめですよ!
⑤転職活動の軸を明確にする
転職活動の軸とは、「今回の転職で実現したいこと」。ステップ④”キャリアビジョンを明確にすること”で行った、現状と将来の「ギャップ」の部分も引用します。
転職活動の軸を明確にすることで、応募する企業選びの際に活用することができ効率的に転職活動を進めることもでき、転職後のミスマッチも防げます。
転職活動の軸(例)
・正当な人事評価が整っている企業に勤めたい
・収入アップができる企業に転職したい
・フルリモートで働ける職場環境が良い
・〇〇のスキルを身につけれる職場が良い
・職場は家から近いところが良い
・残業が少なく自己研鑽ができる会社が良い
転職活動の軸が多ければ多いほど、応募する企業も絞られてきます。また今回の転職で全て実現できるとは思わないように。転職活動を進めると、妥協しないといけない場面も出てきます。
なので、転職活動の軸を洗い出したら優先順位を必ずつけてくださいね。
もし1回目の転職で実現できなければ、実力やスキルをつけて2回目の転職で実現させればOK!
自己分析で使えるおすすめツール3選
続いて、自己分析に使える「僕がおすすめするツール」を3つご紹介します。
これらは転職サイトが無料で提供しているもので、20分ほどのアンケートに答えるだけで「仕事の価値観や性格、向いている職業」を教えてくれます。
客観的に自己分析できるので、最低でも1つは使うことをおすすめしますよ!
自己分析おすすめツール
①キャリア診断(アサイン)
②シゴト観診断(ビズリーチ)
③可能性診断(パーソルキャリア)
それぞれ特徴が違うので、詳しく解説していきますね。
①キャリア診断(アサイン)
1つ目は、若手ハイキャリア向け転職サイトを運営している株式会社ASSIGN(アサイン)が提供している「キャリア診断」。
キャリア診断でわかること
・強みや特性を自己分析(価値観と経歴からAIが診断)
・価値観と経歴から判断した向いている業界
無料で利用できて、スマホで手軽に診断してくれます(所要時間3分)。
「自分の経歴で、どの業界に挑戦できるんだろう?」「自分の強みがわからない...」そんな方におすすめ。
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②シゴト観診断(ビズリーチ)
2つ目は、ハイクラス層向けの転職サービスを提供している株式会社ビズリーチの「シゴト観診断」
シゴト観診断でわかること
・キャリタイプ
・仕事のやりがい
・ワークスタイル
・行動特性
質問数が多く20分ほど時間がかかりますが、より正確に自己分析結果を出してくれます。
「仕事選択する上で何を重視しているのか、どのタイプのキャリアタイプか」など細かく分析してくれますよ。
また他己診断も無料で使えます!あなたをよく知る家族や友人・同僚に最大5人まで回答してもらうことができ、客観的に自分診断してくれます!
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③可能性診断(パーソルキャリア)
3つ目は、大手人材会社である株式会社パーソルキャリアが提供している「可能性診断(コンピテンシー診断)」。
ミイダスでわかること
・強みや向いている仕事、相性の良い上司
・あなたの意思決定の傾向性
・あなたの市場価値(想定年収など)
診断時間は20分と少し時間がかかりますが、その分より正確な診断結果を出してくれます。
あなたが高い成果を出せる特性(強み)や適職を診断してくれるだけでなく、意思決定の傾向や好む人間関係なども客観的に分析てしてくれるのが特徴。
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自己分析をする際の注意点
自己分析する時の注意点を下記にまとめました。
自己分析の注意点やポイント
①自分の言葉で言語化する
②正直・素直に分析する
③短所をマイナスに捉えない
この3点に気をつけながら自己分析を進めてみてください!
①自分の言葉で言語化する
自己分析では必ず「自分の言葉」で言語化するようにしてください。
NGな例として、普段自分が使わない言葉や凡庸な表現を使ってしまうこと。面接官にも伝わりづらく自分らしさも演出できません。
例
NG例:私にはコミュニケーション能力があります
OK例:初対面の人ともすぐに仲良くなります。
難しい言葉やかっこいい言葉を使わなくもOK!自分らしく言語化するようにしよう!
②正直・素直に分析する
自己分析では「正直・素直に分析する」ことを徹底してください。
前職で苦手だった業務や人間関係の取り方で苦戦したことなど、「なぜ?」をしっかり繰り返して言語化してください。それを把握できずに転職活動を進めると、企業とミスマッチが起きます。
それと多いケースは、入社したい企業の求める人物像に合わせて「自分の強みは〇〇だ」と断定すること。これだと順序が逆です。「自分の強みが〇〇」だから「御社が求める人物像に合う」と解釈するようにしましょう!
③短所をマイナスに捉えない
自己分析を正しく進めていくと、短所も見えてきます。ここで重要なのは、短所である部分をそのまま受け止めずポジティブに言い換えること。
短所の裏返しは、あなたの”個性”であり”強み”であることもあります。
例
・短所:心配性すぎるとこと
・ポジティブ変換:心配性な性格のため、先に起こるリスクを考えて逆算して行動するようにしてる
短所の中にあなたらしさが隠れいていることが多いので、ポジティブに変換してみよう!
自己分析に関するよくある質問
Q:自己分析の一環として他己分析もするべきでしょうか?
A
できる限りした方が良いです!会社の同僚や上司・家族や友人など、仕事の面やプライベートな面をよく知る方にお願いすると良い結果になりまよ!
Q:自己分析をする際にどのようにまとめていましたか?
A
僕はノートを買ってまとめてました!面接前に見返すこともできるので、効率が良かったです。
Q:自己分析が終わったら何をすれば良いですか?
A
まずは自己PRを400文字程度で作ってみてください。自分の強みとそれを発揮した具体的なエピソードを文章にしてみましょう。次のステップである選考対策に活かせることができますよ!
Q:自己分析のゴールはなんですか?
A
自己分析に終わりはありません。経験値を積めば、価値観やスキルも変わってきます。定期的に自己分析をするように心がけましょう!
まとめ
今回は転職時の自己分析方法について徹底解説しました。
何度も言いますが、転職活動で一番大事なことは「自己分析」。ここを怠ると、その後の書類選考や面接選考の通過率も落ちてきます。
また次のステップである「応募書類の書き方」下記の記事にまとめました。ぜひ参考にしてみてください!
今回はここまで!ドロン!