・フリーランスから正社員になれる?
・どうやって大手企業から内定獲得したの?
・なぜ正社員に戻ったの?
こんな疑問に答えていきます。
僕は25歳で大手広告企業を辞めて、ずっと憧れていたWeb系フリーランスとして独立。
しかし、その約1年後に就活活動を行い正社員に戻りました。
結論、フリーランスから正社員に戻るのは簡単ではありません。書類選考だけで約70社ほど落ちました。面接に進めても厳しい質問をされることが多く難しかったです。
また過去に会社を早期離職をした経験もあり、経歴的に非常に厳しい状況。何度も心が折れかけてました。。
そんな状況でも、就職活動を5ヶ月間頑張って「自分の強みを活かせる環境・充実した福利厚生・給与水準が高い」この3拍子が揃った、大手企業の就職を決めることができました。
フリーランスでも同業界同職種の就職は難しくないですが、僕のように異業界に就職するのは努力が必要です。
希望する企業に内定を獲得するまでにやってきたことなど、リアルな体験談を話していきます。
本記事では、下記のようにまとめています。
・フリーランスから正社員に戻った理由
・フリーランスから大手企業の正社員に就職できた方法
・就職活動のリアルな結果(落ちた会社の数や内定実績など)
僕と同じ境遇の方やこれからフリーランスになりたい人など、いろんな方の参考になれば嬉しいです!
Contents
当時26歳の僕の経歴
まず本題に入る前に、「僕がこれまでどのようなキャリアを歩んだか」説明しますね。
簡潔にまとめると、経歴は下記になります。
僕の経歴まとめ
島根県の公立高校→関西の私立大学(偏差値50)→大手IT通信企業に新卒入社(2年6ヶ月)→大手広告会社(5ヶ月)→Web系フリーランスとして独立(1年)→大手G金融企業に就職(現在)
関西の私立大学経営学部を卒業した後、新卒で大手IT通信企業に総合職として入社。職種は、代理店営業で関西の担当している運営店の収益を最大化させることにコミットしてました。具体的な業務内容としては、営業巡回や取引先幹部へプレゼン、担当店舗のデータ分析や在庫補充など幅広く行なってました。
残業時間は毎月30時間〜40時間が平均で繁忙期は45時間を超すほど。当時の年収は社会人3年目で550万円でした。
そして、あるビジネス書に出会い「会社に縛られない”個”の力をつけて独立したい!」と強く思うようになり、転職を決意。
スピード感持って自己成長を望める大手広告会社に入社(想定年収560万円)。
順調にキャリアを歩めていると思っていたのですが、転職先の企業風土が合わず精神的に限界を迎えて5ヶ月で退職。
当時の職場環境(キツかったこと)
・残業時間は毎月45時間以上が当たり前
・気難しい取引先と毎日3件〜5件商談
・休みの日でも取引先からの電話がある
・社員の仕事の本気度が高く温度差を強く感じる
「転職活動で失敗したな...」「もっと自己分析や企業を調べに時間をかけるべきだった...」など後悔が残りました。
退職した理由はもう1つ。
社会人1年目から続けていた副業の収益が本業の月収を大きく上回ったからです。「まだ25歳で独身だし独立してもリスクゼロ!」と思ってました。
フリーランスから正社員に戻った理由
なぜ憧れのフリーランスを辞めて、正社員に戻ったのか?
正社員に戻った理由
①孤独感に嫌気が差した
②自身のスキルアップのため
③安定した収入が欲しいため
①孤独感に嫌気が差した
Web系フリーランスは基本的に在宅で仕事をするので、1日の中で誰かと関わることはありません。
外注の方とやりとりをするか、カフェの店員さんに注文するくらいでした。。
もちろんチームなど組織を構築していれば、孤独感もなく良いと思います。
会社員時代の同僚と切磋琢磨しながら仕事を進める雰囲気やキャリア形成のための上司との面談を思い出して、「あの時は良かったな...」と強く思うようになりました。
また良い結果を出しても誰も評価をしてくれないので「社会と孤立してる...」と感じるようになり、ストレスが溜まってました。
②自身のスキルアップのため
「このスキルはいつまで通用するのか?」と不安が大きくなった。
今の時代、社会の変化の流れは早くトレンドも大きく変わります。「スキルも消費期限がある....今は稼げても10年後も収益を継続できているか不安」と強く思うようになり、将来のことを考えるとキリがなかったです。
フリーランスにもいろんなタイプがありますが、大半は「スキルを切り売りする仕事」。自らトレンド性のある情報や儲かるビジネスにアンテナを張って多く必要があります。
そこで自分が誇れるスキルは何か?と自問自答すると、特になかった。なので、会社員としてその業界に特化した専門的なスキルを身につける!と決断しました。
③安定した収入が欲しいため
フリーランスになってから最高月収で150万円ほど稼げた月もありました。ですが、月80万円...月100万円...月40万円と月によってバラバラ。
自分の悪い部分もありますが、モチベーションを維持できず、感情に左右されて仕事をしていたのも原因です。自律性が乏しいんだと思います。
会社員は良くも悪くも、出勤するだけで毎月25日に決まった給与をもらえます。さらに年に2回はボーナスも。
また業績が安定していて将来性のある会社に勤めて、順当にキャリアを歩めば給与は上がる。そんな安心感が僕は欲しかった。
フリーランスが就職活動をしてみた結果
続いて、26歳のフリーランスが就職活動をしてみた結果を公開します。
就職活動の結果
・書類選考だけで70社落ち
・一次面接で4社落ち
・最終面接で4社落ち
・大手IT企業から内定獲得
・大手金融Gから内定獲得
結論、就職活動中は非常にキツかったです。書類選考で落とされてなかなか面接に進むこともできず苦戦しました。
初めての転職活動時(会社員→会社員)は1ヶ月半ほどで終われましたが、今回(フリーランス→会社員)は5ヶ月かかりました。
同業界同職種の就職なら書類も通りやすく内定獲得も苦ではないと思いますが、僕の場合、異業界・異職種&上場企業を目指して行なっていたため厳しい結果となりました。
自己分析や選考対策をしっかり行なった結果、なんとか納得のいく第一志望の企業から内定を獲得することはできました。
書類選考を通過できた企業
僕が応募して書類選考を通過できた企業を一部紹介します。
会社名は伏せますが、会社の規模感など情報を共有するので、ぜひ参考にしてみてください。
書類選考を通過できた企業
・損保業界 1社(東証プライム上場)
・IT業界 7社(東証グロース&東証プライム上場)
・金融業界 3社(大手G子会社)
・人材業界 1社(東証プライム上場)
成長産業であり柔軟な企業風土が多い”IT業界”の企業の書類選考通過率はとても高かったです。当時26歳だったので、労働市場から見ると「若い」と判断されるのでポテンシャルの部分で評価されたのかもしれません。
メーカーなど少しお堅い雰囲気がある業界は書類の通過率は低いですが、フリーランスでも面接に進めるチャンスはたくさんあることが証明されました。
最終面接まで進めた企業
続いて、僕の面接レベルなどで結果は大きく左右されますが、最終面接まで進めた企業をご紹介します。
大前提、僕は1次面接の時に「この会社と雰囲気合わないな...」とか思うと選考を辞退するようにしていました。なので下記は、全て第一志望だった企業のみを載せてます!
最終面接まで進めた企業
・大手IT企業(営業企画 )1社
・大手IT企業(法人営業)2社
・大手G金融企業(法人営業)2社
・大手ITメーカー企業(法人営業)1社
最終面接に進めたのは全部で6社。このうち、内定を獲得できたのは2社のみです。
最終面接の面接官は役員の方なので、鋭い質問が多い傾向にありました。また個人事業を行なっていたので、経営的な視点で質問をされたりなど難易度は高かったです。
面接でよく聞かれたこと
続いて、フリーランスならではの質問のみを抜粋して面接選考でよく聞かれたことをご紹介します。
・なぜフリーランスから事業会社に就職するの?
・なぜフリーランスになりたかったのか?経緯を教えて
・フリーランスで大変だったことと乗り越えた方法は?
・今後、独立するしたい気持ちはありますか?
この4つの質問がどこの企業も共通して多かったです。
特にフリーランスから正社員になりたい理由を論理的に説明できないと、面接官も納得できず落ちます。
例えば僕の場合、正社員になりたい理由を「チームとして社会貢献の高い仕事をしている時の方がやりがいに感じるから」と回答すると面接官から「自分で組織を作ろうとは思わなかったの?」など深堀った質問もありました。
フリーランスから大手企業の正社員に就職できた方法
本題である「フリーランスから大手企業の正社員に就職できた方法」を徹底解説します。
誰でも真似しやすい再現性の高いやり方なので、ぜひ参考にしてみてくださいね。
ポイント
①徹底した自己分析
②転職エージェントの活用
③書類選考の対策
④面接選考の対策
⑤選考後の反省会
上記4点に注力して就職活動を行なっていました。
就職活動は恋愛と同じように”ご縁”であり、運次第の部分もあります。例えば、実力はあっても同時期に応募する経験値の高い求職者を優先に採用される。など、仕方ない部分もあります。
①徹底した自己分析
まずは自己分析に時間をかけました。過去の経歴を全て洗い出して、自分の強みや弱い点・どんなことにモチベーションが上がるのかなど、ノートに書き出してまとめました。
自己分析を怠ると就職した会社とのミスマッチになる確率が高くなり、早期離職を繰り返す原因になります。”自分が輝ける環境はどこなのか”、言語化しましょう。
自己分析がしっかりできれば、その後の書類選考の対策や面接対策にも活きるので一番時間をかけてください!
②転職エージェントの活用
転職エージェントとは、僕たち(求職者)に転職のアドバイスや求人の紹介など、個別にサポートしてくれるサービス。
実際に僕は自分に合う担当者を見つけるまで、大手転職エージェント〜中小のエージェント約15社ほど面談しました。僕が希望する条件の求人紹介や書類添削・模擬面接・内定後のサポートまで対応してくれました。
大きなメリットは無料でできる点。下記におすすめの転職エージェントを紹介しているので参考にしてみてください。
③書類選考の対策
選考の第一関門である「書類選考」。履歴書と職務経歴書を応募する企業に提出して、「あなたに会いたい!」と採用担当が思ったら次のステップである面接選考に進めます。
僕は就職活動を始めた当初、合計で70社ほど落ちましたが、ある工夫をするだけで通過率が格段に上がりました。その方法を下の記事にまとめてます。
④面接選考の対策
僕は「面接になると緊張して頭真っ白」「途中で何言ってるか分からなくなる」「喋りすぎてしまう」等々、とにかく面接が苦手でした。
ですが、就職活動では必ず面接があります。この苦手を克服するために、下記のことを全て行いました。
苦手な面接を克服するためにしたこと
・転職エージェントと模擬面接
・志望度の低い企業を練習台に使う
・頻出質問を全て文字に書き起こして整理する
・本番前に1企業あたり3時間の自己練習
面接は「事前準備と場数を踏んで慣れること」で必ず克服でき、選考通過率もアップできます。
下の記事に僕が「具体的にどんなことに意識したのか」をまとめたので、ぜひ参考にしてみてください!
⑤選考後の反省会
面接選考の後は、必ず反省会を行なって次の選考で活かすようにしていました。
転職エージェント経由で企業に応募すれば、「なぜ不採用になったのか」詳細な理由を教えてくれます。自己応募であれば「不採用通知のみ」でフィードバックはもらえないので注意。
選考後の反省リスト
・質問されて答えれなかったのは?
・面接官にウケが良かった回答は?
・どんな質問をされた?
この3つは必ず選考後に記録に残していました。苦手な質問や面接官が納得しなかった回答を洗い出して、必ず修正する。そして、次の面接で活かせるように準備する!この流れができれば必ず上達しますよ!
まとめ
今回は、僕の実体験をもとにフリーランスから正社員に再就職した方法を徹底解説しました。
経歴上、難しい部分もあり厳しい就職活動にはなると思いますが、正しいやり方で正しい行動をすれば必ず就職することはできます!
諦めず頑張ってください!!めっちゃ応援しています!!