・転職でリクルートを受けてみたい!
・面接でどんなこと聞かれるの?
・具体的な対策方法を教えて!
こんな疑問や想いに応えていきます!
日本を代表する大手企業の1つ「リクルート」。就職・転職ランキングでも上位に位置して、学生からも社会人からも応募が殺到しています。
何と言っても「リクルート出身者は優秀である」という印象がありますよね。リクルートを卒業して独立あるいは転職先で活躍する方が多く、良い人材が輩出されているイメージ。
実際に僕は、社会人3年目で大手通信企業の代理店営業を辞めてリクルートの法人営業職に転職しました。
今回はリクルート出身である僕が、具体的な選考対策方法や入社後に感じたメリット・デメリットなど忖度なしで解説していきます!
Contents
リクルートはどんな会社?
まずリクルートってどんな会社なのか気になりますよね。概要をざっくりと以下にまとめてみました。
会社名 | 株式会社リクルート |
本社所在地 | 東京都千代田区丸ノ内1-9-2 グラントウキョウサウスタワー |
従業員数 | 51,757名(連結) |
資本金 | 3億5,000万円 |
上場区分 | 東京証券取引所プライム市場 |
親会社はリクルートホールディングスであり、株式会社リクルートはその子会社に該当します。
代表取締役社長は北村吉弘さん。転職で受ける方は必ず名前は覚えておきましょう。
事業内容
リクルートは幅広い事業を展開しています。共通点としては、企業理念である「まだ、ここにない、出会い」を軸にしているため、企業と個人を繋ぐビジネスになっています。
例えば、就活事業である「リクナビ」は新卒の就活生を採用したい企業と入社したい就活生を繋ぐ役割を担っています。他にも以下のような事業を展開しています。
リクルートの事業まとめ
・新卒採用領域:リクナビ
・転職領域:リクナビNEXT
・仕事求人:タウンワーク
・旅行予約サイト:じゃらん
・不動産サイト:SUUMO
・結婚に関する情報総合サイト:ゼクシィ
・飲食店と美容院:ホットペーパー
・決済サービス:Airペイ
・中古自動車:カーセンサー
テレビCMで馴染みのあるサービスばかりですよね。1つの企業があらゆる領域の事業を展開しているのは非常に珍しいです。
さらに「転職や引っ越し・結婚」など人生で大きな決断をするときの”お困りごと”に目をつけている点も魅力ですよね。誰もが必ず悩むライフステージに目をつけているため、将来性や収益の継続性はある程度確保されています。さらに購入単価や商品単価も高いため利益率が高いのも特徴。
募集職種
リクルートは幅広い事業を展開しているため、中途で募集している職種も数多いです。
その中でも採用枠が一番多いのは、各事業領域の「ソリューション営業職」。営業として、顧客の課題に向き合い戦略立案などを行なって解決に導く仕事です。顧客の事業成長を促すことをミッションとしているため、コンサルに近い職種となります。
下記に募集職種を一部抜粋してみました。営業職だけでなく様々な職種に応募することができますよ。
リクルートで募集している職種
・プロダクト開発エンジニア
・UI/UXディレクター
・経営企画
・マーケティング
・広報や人事
・カスタマーサクセス
もっと詳しく見てみたい方は「リクルート募集項目(公式サイト)」を確認してみてくださいね。
転職でリクルートを受けた理由
ここからは実体験や僕がなぜリクルートを受けたのかなど、主観的な内容を話していきます。
僕の現在までのキャリアをまとめると以下になります。
僕の経歴
・現在26歳(社会人5年目)
・京都の私立大学経営学部卒(偏差値48)
・最高年収900万円(本業540万円+副業360万円)
・新卒で大手IT通信企業に入社(在籍2年半)→中途で大手広告会社に入社(在籍5ヶ月)→web系フリーランスとして独立(1年)→中途で大手G金融会社に入社(現在)
リクルートは二社目で、在籍期間はわずか5ヶ月。新卒で大手通信企業を辞めてリクルートへ転職を決意した理由を述べていきます!
市場価値を上げるため
まず1つ目は「市場価値を上げるため」です。
転職市場における市場価値とは、自分にどれだけ企業から需要があるかを判断する基準のこと。僕は、特定のスキルや専門性を身に付けて、労働市場から高く評価される人材になりたかった。
2020年にコロナショックが直撃して、世界経済は混乱しリストラされるサラリーマンを目の前で見てきました。「能力がない奴はクビになる、年収も上がらない」と社会人1年目で気づくことができ、如何に”個の力”を上げて仕事を通して社会貢献できるかを考えるようになりました。
1社目で大手通信企業に入社でき、仕事をするのが精一杯で成長スピードも早く毎日充実した日々でしたが、ある程度の経験値を積むとその環境は自分にとって居心地が良い環境になっていました。”居心地が良い=成長が鈍化している”とも捉えれます。
さらに、僕がやっていた仕事は大手企業特有の”歯車の一部”に過ぎない感じがして、会社の売上に繋がっている実感や社会に貢献できている実感は皆無。もっと裁量権を持つことができて、自分の働きが誰かの幸せに繋がるような成長と仕事をしたくなりました。
そこで、優秀な人材が多く数々の起業家を輩出しているリクルートに興味を持ちました。法人や経営者に対してソリューションを提案することは、ハードルが高く自身の営業力を磨くことができると確信しました。
先輩から評判を聞いていたから
2つ目は、会社の先輩からは「リクルートは転職先としておすすめ」と良い評判を聞いていたからです。
その先輩は僕の3つ上で社会人4年目の方。社会人3年目でリクルートに転職して、充実した日々を送っていました。その先輩から聞いたリクルートに転職して良かった点は下記になります。
先輩から聞いたリクルートの良い点
・成果主義のためやる気と努力次第で役職と給料は上がる
・優秀な人材に育て上げるスキームが整っている
・一緒に働く人が同年代で優秀な人が多いため働きやすい
・年間休日も145日あるため旅行にも行ける
・ビジネスモデルが秀逸なため経営者目線で学べる
などなど、忖度なしで「リクルートに転職して良かった!」と満面の笑みを浮かべていたのは今でも覚えています。
そんなイキイキとした先輩を見て「僕も行ってみたい!」と強く思うようになりました。
給料が高かったから
3つ目は、同年代と比べて給料が高かったからです。
僕はソリューション営業(SE職)で応募をしたのですが、想定年収540万円でした。この内訳は、基本給+固定残業代35h分+賞与がついた年収になります。(※詳しく書けないので基本給などの具体的な数字は省いてます)
転職活動をしていた当時は25歳だったため、その年収の高さに惹かれました。ただ僕は新卒で入った大手通信企業でも社会人3年目で年収550万円ほど貰っていたので、基準は高かったのは事実。
リクルートから内定を獲得した方法【実体験】
続いて、中途採用でリクルートから内定を獲得した方法を全て公開します。
リクルートの中途採用は、採用枠は多いですが誰もが入れる訳ではありません。学歴や職歴だけでなく人柄重視で採用します。内定を獲得する難易度も比較的高いため、しっかり対策していきましょう!
ちなみに僕は最初から面接が得意だったわけではありません。選考を受ける前に徹底して対策しました。
①現職で自慢できる成果を出した
1つ目は、現職で自慢できるほどの成果を出してリクルートを受けたこと。
「現職でやり切った!これ以上の成長はない!」と思えるまで走り切りました。具体的には、営業職として目に見える成果を上げて社内コンテストで西日本2位を獲得。新卒1年目から常に全力で仕事に取り組んできたと自負できるほどです。
リクルート に限らず中途面接では必ず「前職で頑張ったことは?成果を上げたことは?」と聞かれます。そこでしっかりアピールできるネタを作ることを意識してみました。
転職理由は人それぞれですが、”会社への不満”で転職を決意することはおすすめしません。必ず何かスキルや経験値を得て、自身の成長とやりたいこと叶えるための次のステップとして転職することをおすすめします。
このような意識で現職の仕事に取り組むと必ず転職活動でも活きてきます。そしてリクルートの中途面接は特に「現職で成果を上げたこと」を重視され、深堀って質問されるので準備しておきましょう!
②転職エージェントを使って面接対策した
2つ目は、転職エージェントを使って面接対策をしたこと。
僕はあがり症で面接になると緊張して力を発揮できないタイプでした。そして、いつも回答が長くなり「結局何を伝えたかったの?」となるくらい苦手でした。
それを克服するために、ビズリーチ経由でリクルート転職に特化したエージェントを利用することに。
エージェントにしてもらった選考対策
・職務経歴書の添削
・自己分析と将来のキャリアの明確化
・1次面接対策(元リクルートの営業職)
・最終面接対策(元リクルート採用責任者)
特に元リクルート採用責任者の方に模擬面接をしていただき、フィードバックをしてくれたことが僕にとってプラスでした。リクルート独自の採用基準や好評価を得られやすい伝え方や言い換え、突っ込まれそうな回答部分など細かく教えてくれました。
僕のようにどうしてもリクルートから内定を獲得したい方は、特化型の転職エージェントを活用することをおすすめします。
ビズリーチに登録すれば、必ずリクルート転職特化型のエージェントから連絡が来るのでぜひ一度話してみてくださいね。
以下の記事にビズリーチを使ってみた感想もまとめているので、参考にしてみてくださいね。
\ おすすめの記事 /
③SPIの対策をした
3つ目は、SPI対策です。
SPIとは?
企業が人材の採用を行う際、応募者の能力や人となりを把握する目的で「適性検査」と呼ばれるテストのこと。2020年の調査によると、87.8%の企業が「適性検査」や「筆記試験」を実施している。
リクルートの中途選考フローには必ずSPIがあります。そのため低い点数を取ると選考に落ちます。
僕はSPI対策をしっかりして、リクルートキャリアやスタディサプリのまなび領域など併願して応募したのですが、SPIの結果が悪く一部通過することができませんでした笑
僕と同じように「SPI苦手...」という方も多いと思います。そんな方は、以下の問題集をひたすら解いてみてください。
僕は上記の問題集を2周することで何とか得点をとることができました。ここは踏ん張って勉強しましょう!
④面接選考で素直な回答を意識した
4つ目は、「面接で素直な回答を意識した」ことです。
具体的には、上っ面な言葉や抽象的すぎる表現・賢さをアピールしすぎる発言は排除しました。
リクルートの社風として「自己開示」する人を好みます。自己開示とは他者にありのままの自分をさらけ出すこと。
自分が素直に思ったことや考えを難しい言葉を使わず自分の言葉で伝えましょう!例えば、面接官に「なぜ新卒で〇〇企業には入社したの?」という質問に対して僕は「成果主義で年収が高く、働いている人がカッコ良かったからです!」と答えました。
これは本音です。そして、そう思った背景や具体的な理由を論理的に伝えるようにしていました。
リクルートの中途面接で聞かれた質問
続いて、僕がリクルートの中途面接を受けて実際に聞かれた質問をまとめました。
その前に、以下はリクルートの中途採用における選考フローです。職種によって違うかもしれないので、参考程度までにお願いしますね。
リクルートの選考フロー
Step①:書類選考
Step②:SPI試験(基礎レベル)
Step③:一次面接(45分)
Step④:最終面接(1時間)
この4つのステップを通過できれば内定獲得。面接回数は2回~3回。僕が受けた時の面接官は、1次面接はベテラン社員(歴7年目)で最終面接は部長でした。
一次面接で聞かれたこと
以下は一次面接で聞かれた質問です。
一次面接で聞かれた質問
・自己紹介
・学生時代はどんな学生でしたか?
・学生時代に1番頑張ったことは?
・なぜ新卒一年目でその会社を選んだのか
・その会社で成し遂げた成果は?
・なぜ転職をしようと思ったのか
・なぜリクルートを選んだのか
・逆質問はありますか
一次面接では上記の質問を聞かれて回答をもとに、さらに深ぼって質問されます。僕も驚いたのですが、学生時代のことを結構聞かれます。小学生〜大学まで生い立ちも質問されるので、しっかり自己分析しておく必要があります。
最終面接で聞かれたこと
続いて最終面接は以下のような質問が来ました。
最終面接で聞かれた質問
・自己紹介
・一次面接を受けた感想は?
・大学生時代で最も頑張ったことは?
・新卒1年目でなぜその企業と業界を選んだのか?
・現職で最も成果を上げたエピソードを2つ教えて
・現職で最も苦しかったことは?
・なぜリクルートの〇〇職を選んだのか?
・逆質問
最終面接は一次面接で聞かれた質問と類似していました。全体的に人柄を探るような深堀り質問が多かったです。例えば「なぜそう思ったのか?なぜそれを決断したのか?なぜそれに取り組もうと思ったのか」など。
リクルートに転職するメリット
僕がリクルートに中途入社して感じた「リクルートに転職するメリット」をまとめました。
ただ僕は在籍期間も短く、主観的な意見を多く含む内容になっているので、ご参考までに。
①市場価値が爆上げする
一つ目は「市場価値が爆上がりする」こと。
僕は販促事業部のソリューション営業職で入社したのですが、営業職としてどの会社でも通用できるようなスキルを身につけることができました。
以下が僕がリクルートで身につけれたスキルです。
リクルートで身につけれたスキル
・広告掲載の営業(集客観点)
・経営コンサル
・〇〇領域の業界知識
・分析力
この4つがメインです。
リクルートの販促事業ソリューション営業職では、単に自社ポータルサイトの広告枠を売る営業ではありません。その領域で営んでいる企業や経営者に対して、儲かるように経営的な目線でコンサルします。売上を伸ばす過程で集客力を上げる時に広告掲載を提案します。
なので業務を通して、データ分析力やマーケティング力などを営業職として市場価値の高い力をつけることができます。
ただ”専門性”という面では不十分。配属していた領域・業界の知識を身につけれますが、縦にキャリアを伸ばすことはできていなかったと思います。例えば、リクルートの不動産事業の営業職であれば不動産+広告掲載の営業+経営コンサルが身につきます。リクルートを卒業(退職)して、次の会社を選ぶ時は不動産業界であれば縦のキャリアを築けますが、他業界になると”営業+コンサル”としてのスキルしか活かせなくなります。
②人脈が広がる
2つ目はリクルートに中途入社することで「人脈」を広げることができます。
リクルートは堅苦しい上下関係はなく、仲間意識がとても高いです。同じ部署内の人だけでなく、他部署の人とも距離が近いです。さらに、他部署や他地域で働いている社員に仕事やキャリアを気軽に相談できる仕組みもあります。(社内の飲み会も多い。。笑)
リクルートで勤めている人は、様々な業界から中途入社してきてる人が多いのも魅力的。さらに仕事やキャリアに対して熱量が高い人材が集まっているので、人脈を作って独立したい方に適した環境です。
③年間休日が多い
3つ目は、「年間休日が多い」ところです。
リクルートの年間休日は145日あります。一般的に年間休日120日あればホワイト企業と言われていますが、それ以上に休日があります笑
上半期と下半期で絶対に取らないといけない休日が7日間(1年間で合計14日)もあり、自由に日付を決めて休めます。中途入社でもすぐに有給を使えますよ!
リクルートに転職するデメリット
続いて、リクルートに転職して感じたデメリットをまとめました。
正直言うと、入社して感じたギャップは大きかったです。リクルートの企業風土や働き方に合う人と合わない人がいると思います。
結論、リクルートで叶えたいことが明確にあって仕事やキャリアを熱量高く向き合える方におすすめの会社。ですが、中途半端な気持ちで入社することはおすすめしません。その理由を解説していきます!
①業務量と残業時間が多い
1つ目は、業務量と残業時間が多い点。
配属される部署にもよりますが、残業時間が多くなることは覚悟したほうが良いです。残業時間が多い理由は、シンプルに業務量が多いからです。
僕が配属された部署は毎月45時間〜60時間が当たり前。自分がするべき業務に加えて、社内コンテストの参加や社員同士の仕事・キャリア相談などもあります。
ただフレックスや直行直帰、在宅勤務など柔軟な働き方ができるので工夫次第では効率よく働くことができますよ!
②企業風土が合わない可能性あり
2つ目は、企業風土が合わない可能性があるということ。
リクルートの社風は、成果主義であり、働いている人は仕事に対する熱量がめちゃ高いです。年齢や社歴は関係なく、実力とやる気があればどんどん上に行けます。
ですが、この企業風土に合わない方はキツイ環境かもしれません。
リクルートの中途選考を受ける前に自己分析を徹底してどんなキャリアを叶えたいのか明確にして、その叶えたいキャリアから逆算して「リクルートが最適な環境!」と思えれば転職をおすすめします!
リクルート中途採用に関するよくある質問
質問
リクルートの契約社員・SE社員(地域職種限定)・GE社員(職種限定なし全国転勤あり)はどれを受けると良いですか?
回答
SE社員以上を受けるべきだと思う!給与などの条件面や卒業後(退職後)のキャリアでも有利になりやすい。契約社員は3年満期ですが、正社員になれる試験もあります。GE社員の考通過難易度は高いですが、併願もできるので挑戦してみてください!
質問
リクルートは様々な領域がありますが、併願することはできますか?
回答
できます!僕もリクルートキャリアやまなび領域・住まい領域など4つくらい併願しました。SPI結果は併用できますが、面接はそれぞれ受けなければいけません
質問
リクルートに転職したいのですが、おすすめの転職エージェントはありますか?
質問
リクルートに転職したいのですが、面接が苦手で不安です。具体的な対策方法や通過するコツはありますか?
回答
別の記事に「面接選考の攻略法」をまとめています!(参考記事はこちら)
質問
リクルートの中途選考は、どのくらいで内定を獲得できましたか?
回答
大体3週間ほどで内定を獲得できました。書類選考や面接選考の結果は3日以内に届いてました!
まとめ
今回は、転職でリクルート(SE職)の内定を獲得した方法と選考対策法をお伝えました。
様々な角度から言及しましたが、個人的には転職先としてリクルートという企業はおすすめです。在籍期間は短かったですが、熱量とレベルが高い環境に身を置けて自己成長できたからです。仕事をしていく上で必要なマインドセットも学ぶことはできました。
本記事を読んでくれてるかたは、リクルートの転職を検討中または受けたい!という方だと思います。検討中の方はぜひ選考だけでも受けてみては?働いている社員と話すことで新しい気づきがあるかもしれません。
どうしてもリクルートに行きたい!という方は、以下の記事も参考にしてみてくださいね。僕の転職攻略術をまとめています!
\ おすすめの記事 /
それでは今回はここまで!
皆さんの転職活動の成功を祈っています!ドロン!