・20代転職で避けるべき業界は?
・ブラック傾向にある業界を知りたい...
・おすすめの業界も知りたい!
こんな想いや疑問に応えていきます。
「頑張って転職活動をして、入社先が給与も低く働き方も悪い...」となるのは、嫌ですよね。
働きやすさ・職場環境や給与水準は、ある程度業界によって決まっています。もちろん同業界でも素晴らしい企業はありますが、、、
稼ぎやすいビジネスモデルや利益率は業界ではっきり分かれているので「転職した方が良い業界か否か」絞ることができます。
さらに、若さのアドバンテージがある20代にとって業界選びは超重要。これを間違えると、理想のキャリアを歩めなくなるかも。。
ですが、安心してください。本記事を読むことでそんな不安を解決できます!本記事は以下のようにまとめています。
・転職しないほうがいい業界の特徴
・20代転職でおすすめしない業界5選
・20代でおすすめの業界
・理想のキャリアを歩める転職攻略術
上記4点について図解でわかりやすく解説していきます!
Contents
転職しないほうがいい業界の特徴
転職をしない方がいい業界の特徴は以下になります。
転職しない方がいい業界の特徴
①将来性が乏しい業界
②劣悪な労働環境が多い業界
③平均年収の水準が低い業界
上記3点に該当する業界は、個人的に避けた方が良いかなと思います。
逆に言うと、将来性が高く・働きやすい労働環境・平均年収の水準が高い業界は、めっちゃおすすめ。仕事とプライベートの両立はもちろんのこと、心身ともにストレスなく安定するでしょう。
もちろん、人によって仕事の価値観は違います。本記事はあくまでも僕の個人的な意見を多く含むので、ご了承ください。
①将来性が乏しい業界
まず最初に転職をしない方がいい業界は「将来性が乏しい業界」です。
例えば最近で言うと、AIの発展により人間よりAIロボットに代替して仕事を任せることも多くなりました。さらに経済の移り変わりにより、僕たち消費者が買わなくなったりすると、その業界はどんどん縮小していきます。
業界規模が縮小すると以下のようなことが起こります。
将来性が乏しいと起こること
・人員削減(リストラ)や賃下げが起きる可能性が大
・同業界内で転職は厳しいため未経験業界に挑戦することになる
・会社同士で買収などを繰り返され雇用が不安定になる
・仕事で市場価値を上げれるような経験を積めず転職活動で不利になる
などなど、たくさん予測できますよね。
業界規模やその業界に属している企業の利益率が右肩上がりか否かしっかり見極めるようにしましょう。
逆に将来性が高い業界に転職すると、年収アップだけでなく業務内で貴重な経験を積むことができるので市場価値は爆上がり。その後のキャリア形成に必ず活きてきます。また社内のポジションも空いているケースがあるので、頑張れば早くから昇進・昇給を期待できます。
②劣悪な労働環境が多い業界
2つ目は、劣悪な労働環境が多い業界です。例えば、残業が多い・柔軟な働き方ができない・離職率が高い業界は避けるべきです。
もし劣悪な環境で働くと以下のようなことが起こります。
劣悪な環境で働くと起こること
・精神的にストレスが溜まりやすく鬱病になりやすい
・辞める人が多く業務の引き継ぎなど負荷が大きくなる
・プライベートの時間を作ることができない
・自己研鑽や副業などやりたいことの時間を作れない
などなど、ネガティブの影響があります。
もちろん業界や職種によって、残業が多くなる傾向があったり、フレックスを使いにくいところもあります。自分がどの働き方に向いているのか、しっかり自己分析した上で選ぶようにしましょう!
③平均年収の水準が低い業界
3つ目は、平均年収の水準が低い業界はおすすめしません。特に小売や外食業界などは労働集約型のビジネスモデルを採用しているため、利益率を上げることが難しくく、仕事も大変で労働と給与が見合わないと感じる方も多いです。
平均年収の水準が低い業界で勤めると以下のようになことが起こります。
ポイント
・昇給や昇進をしにくい
・頑張って成果を出してもインセンティブが少ない
・給与に対する不満を抱えている人が多く離職率が高い
などなど、予測ができますよね。
金融や通信業界・IT業界などストック型のビジネスモデルを採用している企業が多い業界は、高い利益率になりやすいため平均年収も高い傾向にあります。つまり、ビジネスモデルや需要の多さによって給与は変わってきます。
下図は業種別に平均年収の高い順に並べてみました。
*2023年の業種分類別の平均年収ランキング(doda計測)
トップの金融業界と最下位の小売/外食とでは、平均年収に110万円差もあります。単純計算で言うと、10年間で年収1,110万円(年収差110万円×10年間)も差が開くことになります。
平均年収が高い業界に勤めることで、理想の生活水準を保てたりなどメリットしかありません。能力値や社会人の経験数が一緒でも業界によって、年収は大きく変わるので、転職活動で”高年収を軸”にしている方は特に意識してみましょう!
20代転職でおすすめしない業界5選
本題の「20代転職でおすすめしない業界」を5つ紹介していきます。
選定基準は、前章の「将来性・職場環境・平均年収水準」の3点に加えて、僕の考えを述べていきます!
以下が個人的におすすめしない業界のまとめになります。
ポイント
①建設業界
②証券業界
③サービス業界
④メディア業界
⑤小売業界
この5つの業界について、もっと詳しく解説していきます。
①建設業界
*上図の点数は5点満点で評価しています
1つ目は、土地や建物・道路などの建設に携わる「建設業界」です。
この業界の魅力的なポイントは、自分の仕事が建物として”形”に残るのでやりがいに感じる点です。日本は都市の再開発が積極的に進んでいるので、請け負う仕事も多いです。そのため、将来性を平均値の3点にしています。
ですが、実際に働いている現場は劣悪な職場環境であることが多いです。その他の建設業界をおすすめしない理由を以下にまとめました。
建設業界をおすすめしない理由
・価格競争により利益率が低下してきている
・「36協定」の適応外なので残業時間の上限が設定されていない
・平均残業時間は51.3h
・常に人で不足なため業務量が多い
・体力仕事が多いので心身ともにキツイ
利益率が低い理由として、各社が受注するために熾烈な価格競争が起こっているからです。大手ディベロッパーが強く要望するので、仕方ない部分もあります。。将来性は3点にしましたが、2点減点している理由はこれが原因です。
それと、残業時間がとにかくえげつない。現在は「36協定」の適応外であるため残業時間に上限なく、長時間労働になることが多いです。さらに離職率が高く、人手不足なため一人当たりの業務量も凄まじい。。ですが、2024年4月から「36協定」が適応されるため、改善されていくと予想しています。
業界の平均年収は510万円と全業種の平均より高いですが、残業代の多さが背景にあります。
②証券業界
2つ目は、株式や債券の売買・投資信託・不動産投資信託の売買などを手がける「証券業界」です。
この業界の魅力的なポイントは、企業や個人に対して金融面でサポートして儲けさせることや高い年収水準であることです。平均年収は全体で560万円と高水準。企業単体で見ると800万円を超える会社もあります。
また住宅補助や各種手当など、福利厚生が抜群に良いと言うこともあり、就活生にも毎年人気の業界です!
ただ僕がこの業界をおすすめしない理由は以下になります。
証券業界をおすすめしない理由
・個人の顧客はネット証券にシェアを奪われている
・中途採用での募集が少ない
・国民の金融知識が上がると窓口付きの証券会社は厳しくなる
・経済の動きで業績が大きく左右される
・離職率が30%と異常に高い(全業種平均15%)
高校生の金融教育の義務化や2024年から始まった新NISAなど、日本国として個人の資産運用を促進させているがゆえに、国民の金融リテラシーは上がってきています。そのため、手数料が高い窓口の証券会社ではなく手数料が格安のネット証券へ顧客が流れているのが現状。
もちろん、証券会社はto C(消費者)向けのサービスだけでなく、別分野でも収益を上げています。
それと離職率が異常に高いことも懸念材料として挙げられます。退職理由として、「ノルマがきつい...体力的にきつい...」「体育会系の雰囲気が合わない...」が多いようです。
③サービス業界
3つ目におすすめしない業界は「サービス業界」です。介護・ブライダル・美容・飲食・ホテルは、全てサービス業界と言う一つの括りになります。
サービス業界をおすすめしない理由
・業界の平均年収は377万円と低い
・業界全体の離職率は19.3%と異常に高い
・競合が多いため常に勝ち抜かねければならない
・利益率が低くなってしまうビジネスモデル
・景気に敏感で将来は不安定
全体な傾向として、利益率を上げにくいビジネスモデルで競合も多く厳しい業界です。さらに給与水準の低くく労働環境も悪い傾向にあります。最近だとコロナショックで多くの方が職を失い、店舗も休業せざる負えない状況もあり、景気に敏感な業界です。
ただ介護業界に関しては、高齢化が進み需要は上がりますが、それに対して人手不足が顕著です。さらに国からの給付金も絞られてくるので、労働時間やキツさに見合わない給料になりがちで離職率は高いです。。
④メディア業界
4つ目のおすすめしない業界は「メディア業界」。雑誌・新聞・テレビ・出版などの会社がこの業界に該当します。
メディア業界をおすすめしない理由
・デジタル化による業界規模の縮小
・過酷な労働環境
・業界の平均年収は423万円とやや低め
最近は、見逃し配信やYouTube・Netflixなど動画配信サービスが充実してテレビ離れが顕著になってきています。またテレビ業界に関しては、仕方ない部分もありますが過去な労働環境が多いです。休日は不定期で出張も多く、長時間労働になる傾向が高いのが特徴。
新聞や出版会社に関しては、スマートフォンが普及してデジタル化が進み業界規模は縮小傾向にあります。サブスクのビジネスモデルを起用した漫画アプリなども普及して、利益率を維持することは難しくなってきました。
⑤小売業界
5つ目のおすすめしない業界は「小売業界」です。食料品スーパーやドラッグストア・雑貨やアパレルなどがこの業界に属します。
小売業界をおすすめしない理由
・業界の平均年収359万円と低い
・離職率は13.1%とやや高め
・競合が多く将来性が不安定
・利益率が低いため儲かりにくい業界
平均年収が低いと言いましたが、企業や職種によって差が大きいのが現実。例えば、小売業界トップのファーストリテーリング(ユニクロ・GUを手掛ける会社)の平均年収は総合職で800万円~900万円ですが、販売職は428万円になります。同じ企業でも職種が違えば、年収差はめっちゃ大きいですよね。
また小売業界の利益率の平均は2.1%と儲かりにくいビジネスモデルになっています。業種によって異なりますが、一般的に利益率10%あれば優良と言われています。利益率が低いと、給与も上げにくかったり社員への還元が少ない傾向にあるので注意が必要です。
ただ業界規模は大きいので将来性はあります。僕たち消費者にとって必要不可欠な業界だからです。ですが、日本の課題である物価上昇や賃金の低下により購買意欲が低くなりモノが売れにくくなるのも現状としてあります。なので、「どの企業に入社するか」は企業選定はとっても大事。
20代転職でおすすめの業界【一覧】
次に20代転職でおすすめの業界を紹介します。あくまでも僕の意見なので、参考程度にお願いしますね。
下図のように、平均年収・離職率・将来性の3つの観点から良いと思った業界を挙げています。これらの指標だけでは物足りないかもしれませんが、比較的にキャリア形成もしやすく、働きやすさや年収面でも良い傾向のある業界です。
僕がおすすめする業界一覧
・インフラ業界
・金融業界
・製造業界
・総合商社
・IT業界
・製薬業界
・食品業界
上記7つの業界を個人的におすすめします。
ちなみに上図の数字は、業界全体の平均値に過ぎません。企業単体で見ると、平均年収が500万円~1,200万円と業種全体の平均値より大きく上回る会社もあります。
事業の将来性に関しても企業によって異なります。例えば、金融業界の中でも大手銀行(三菱UFJや三井住友)に関しては◎と高評価できますが、生命保険会社に関しては△と低評価になります。競合も多く商品の差別化が難しいなど、懸念点が多くあります。
なのでこの情報を鵜呑みにせず、業界>企業単体の順に将来性や平均年収など、調べてみてくださいね。
そして、転職で大事なことは「自分が実現したいこと」を叶えられる業界や企業を選ぶこと。高待遇や高年収だけの指標に捉われず、自分が成し遂げたいことややりたいことを最優先にしてくださいね!
転職を成功させるコツ
続いて、転職を成功させるコツを解説していきますね!
「希望を全て叶えれる転職先が見つかるかな...」「適職ってどうやって見つけるの?」「書類選考や面接選考の通過率を上げたい!」「企業研究のやり方を知りたい」など、転職活動は悩みが尽きませんよね。
でも安心してください!以下の記事を全て不安をスッキリ解消できます。転職を成功させた僕の実体験を踏まえて、攻略術を全て詰め込んでいます。
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まとめ
今回は、20代転職でおすすめしない業界を5つ紹介しました。
20代は労働市場から見ても若くて、可能性に溢れている年代。自分の理想のキャリアと向き合って、欲を出しすぎるくらいがちょうど良いと思っています。
ただ今回紹介したように、考えなしで業界選びを行うと、その可能性を一気に狭めることになります。
本記事は僕の意見を多く含むので参考程度にしながら、自分でも調べてみてくださいね!
皆さんの転職活動の成功を祈っています!!頑張ってください!
それでは今回はここまで。ドロン!
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